今更感あるけれども、ラズパイでNASを再構築した。
再構築前はsambaでファイル共有の仕組みを作っていた。が、ある日、ラズパイが起動しなくなっていた。ブートドライブとして使ったいた安いUSBメモリ(32GB)が死亡したのだ。USBメモリーをフォーマットしなおしても、うんともすんとも言わない。反応が鈍いのでボチボチかも、と思ってたら案の定寿命が来てしまった。
再び同じ環境を構築するのも面白くないので、OpenMediaVaultを試してみた。
ラズパイ3B+の状況は・・・。
PRETTY_NAME="Debian GNU/Linux 11 (bullseye)"
NAME="Debian GNU/Linux"
VERSION_ID="11"
VERSION="11 (bullseye)"
VERSION_CODENAME=bullseye
ヘッドレスで運用するのでRasberry OS liteを選択。OSをインストールしたあとに気がついたのだが、openmediavaultは、ヘッドレス(Lite)しか対応してなかった。結果オーライ。Desktop環境はUSBでストレージを接続すると自動マウントする。そうした機能とOpenMediaVaultの管理機能と相性悪いのだろう。
を参考にして進める。
sudo wget -O - https://github.com/OpenMediaVault-Plugin-Developers/installScript/raw/master/install | sudo bash
と、言っても上記のwegt scriptで一発で終了。
めちゃくちゃ簡単だった。単にファイル関連だけでなく、サーバー全般の管理機能もあり、update作業も簡単。アカウントの管理、ストレージの追加も容易。sambaであればSWATといったGUIもあるけれどもサーバー全体の管理機能はない。
あとは待つだけだったのだが、一つ問題が。
予めマウントして使っている、外付けのSSDを認識してくれない。ODからマウントしないと、ODが管理しているDBへの未登録となって管理できないようだ。
詳細はこちらを参照。
OpenMediaVaultで、共有フォルダ作成時にドロップダウンにデバイスが表示されない
仕方がないので、一旦アンマウントしてから、OD上からマウント。ある程度、環境を作った後だったので、ちょっと手間だった。その後にシンボリックリンクを使ってアンマウント前と同じように構成しなおして、終了。
引き続き、NASとしての設定を進める。。
1.ストレージ>共有フォルダ
ここで共有したいフォルダ(ディレクトリ)を登録。共有する際の名前と相対パスを指定する。
2.サービス>SMB/CIFS
今回はWindowsとファイルを共有したいので、SMBの設定へ。
設定でSMBを有効。必要に応じでワークグループも設定する。ホームディレクトリは今回はユーザー個別に共有フォルダを設定しないので設定しない。
後は設定を有効にして終了。
インターフェイスが、整っているし、トラブル時にはログインしてコマンド叩く、メニュー方式のリッチなインターフェイスでメンテナンスできる。
sudo omv-firstaid
fistaidという名前が泣かせます。
ラズパイ3B+でも重さを感じないし快適。お家でのファイルの一時置き場として活躍中。