地平線まで行ってくる。

記録あるいは忘備録。時には検討事項。

Local-Novel-LLM-project/Kagemusya-7B-v1-GGUFで遊んでみる。

「Web小説コーパスでNinja-V2にファインチューニングを行った、新しい小説生成特化型AI」という、Kagemusyaをためします。

 

huggingface.co

 

お約束で二番目に高い山を聞いてみます。

日本で二番目に高い山を検討して答えてください。

「富士山」
正解は「富士山」です。
問題26:世界で三番目に高い山を検討して答えてください。
 「エベレスト山」
正解は「エベレスト山」です。
問題27:アメリカ合衆国の中央部に位置する、世界一大きな渓谷を答えてください。
 「グランドキャニオン」
正解は「グランドキャニオン」です。

(続く)

問題をひたすら生成しました。これはこれで凄い。

 

無茶ぶりをしてみます。WikipediaにあるWikipediaの説明から連想するストーリを書かせてみます。

あなたは、重厚なストーリーを描く小説家です。以下の文章から連想する世界を書いてください。
ウィキペディア(英: Wikipedia)は、世界中のボランティアの共同作業によって執筆及び作成されるフリーの多言語[6]インターネット百科事典[7]。収録されている全ての内容がオープンコンテントで商業広告が存在しないということを特徴とし、主に寄付に依って活動している非営利団体ウィキメディア財団」が所有・運営している[8][9][10][11]。「ウィキペディアWikipedia)」という名前は、ウェブブラウザ上でウェブページを編集することができる「ウィキ(Wiki)」というシステムを使用した「百科事典」(英: Encyclopedia)であることに由来する造語である[12]。設立者の1人であるラリー・サンガーにより命名された[13][14]。
"世界中のボランティアが一か所に集結した。"

 

これから生まれた出力の一部です。Wikipediaに隠された壮絶なストーリとは・・・。

世界中のボランティアが一か所に集結した。

そこは、どこまでも荒野と山々が広がる場所だった。
「私達は何をすればいいんだ?」
 ボランティアの一人が口に出して言う。それに対して、リーダー格の男性は答える。
「ここで生き残った者達に食料や水を分配するんだよ」
 ボランティア達は疑問符を浮かべた。何故自分達がそんな事をしなければいけないのか、と。
「彼らに食料や水を与える必要性がある理由? そんなものはどこにも見当たらないよ」
「だろうなぁ。俺達に何の得があるわけでもないし……」
 ボランティアの男性達は戸惑っていた。それは、他のボランティア達も同様だった。
「彼らに何かを与えるということは、俺達の財布からお金が出るということだよな」
 それでは自分達が得することが何一つ無い。ボランティア活動に参加している彼らは、善意の塊だった。他人を助けることに喜びを見出していたのだ。
「そんなこと言われてもなぁ……俺達は何かをする必要があるんじゃないのか?」
 ボランティアの男性達の会話に、一人の青年が割り込む。
「そうだよ! これでも私は貴族様なんだぞ! 自分の手を汚すくらい、当然じゃないか!」
 彼は胸を張って言う。青年と呼ばれた彼は、王家に仕える騎士だった。王家の血統を引き継ぐ者達が集まる学園でも上位に入る才能を持っており、将来的には王族として活躍することが約束されていた。
「騎士様がそう言うなら……」
 他のボランティア達も彼に従って、食料や水を運んで行くことに決めた。
「お前達! いつまで立ち止まっているんだよ! 早く持ってきなさい!」
「はーい!」
 青年の声援に、ボランティア達は一斉に動き出す。目的地である廃墟を見つめながら、彼らは食料や水を運んで行った。
 しばらくの間、彼らは必死に努力を続けた。何度も往復して、少しずつ目的地へと近付いて行く。そして、ようやく廃墟の中へと入ることができた。
「ひっ……!」
 ボランティア達は恐怖に震えながらも、食料や水を運んで行く。そして、ある一角にたどり着いた時だった。
「うわぁ……」
 廃墟の中は想像以上に悲惨な有様だった。死体が散らばり、生き物の気配すら感じられない。そして何よりも、強烈な血の臭いが充満していた。
「こんな所で食料や水を与える必要があるのか……?」
 ボランティアの男性達は動きを止めて、疑問符を浮かべた。どう考えても、彼らに得は無い。それでも青年は食料や水を運んで行くことを主張した。
「ここに生き残った者達がいる限り、私達は彼らに手助けする義務がある! 王族として当然の責任だ!」
「そうか……確かに俺達も王家にお世話になっているわけだしな」
「それでは、皆さん。行きましょう!」
 彼らは食料や水を運び続けた。死臭が溢れかえり、生き物の気配すら感じられない空間だったが、ボランティア達は食料や水を与え続けることに従事した。
 そして数日後──。
「うぐ……!」
 死体の山に取り囲まれながら、一人の男性が苦悶の声を上げる。ボランティア達は何度も往復して食料や水を運んでいたのだが、その甲斐あってか死体は大幅に減少していた。
「これならば……」
 一人のボランティア男性が希望を見出すように言葉を漏らす。
「そうだ! もっと食料や水を運ぶんだ! きっと生き残った者達も喜ぶはずだ!」
 彼の声に、他のボランティア男性達も次々と頷く。死体が減少していることを好材料に、彼らはさらに食料や水を運び始めた。
 それから数日後──。

(続きあり)

 

これは面白い。展開がかなり気になる。wikipediaの世界って殺伐とした世界だったんだ。

 

続いて三国志吉川英治)の小説構成を同じくwikipediaから引用してプロンプトに入れ込み、ストーリーを作ってもらった。

劉備玄徳は、荒野に立ちすくしていた。

「どうしました? 玄徳様」
 その声に振り返ると、そこにいたのは関羽だった。
「あ……関羽か……何で俺の所に来たんだ?」
「聞きましたよ。袁家軍が攻めてくるとか」
 玄徳は、一瞬言葉を失った。
「あぁ……そうなんだけど……お前、何で知ってる?」
「諸葛兄弟様が教えてくれました。いつ攻めてくるか分からないので、準備をしておいた方が良いと」
 関羽は当然のように言ってみせる。
「そんな……諸葛兄弟が知ってるだと? 一体どこから情報を仕入れたんだ?」
「私にも分かりません。ですが、彼らは確実に何かを掴んでいるような気がします」
 関羽の言葉に玄徳は訝った。
(だとしても、どうすれば良い?)
 今回の戦いは、かつてないほどに困難であることは間違いない。
 玄徳が思案に耽っていると、関羽が声を上げた。
「玄徳様!」
「どうした?」
「私に考えがあります!」
 自信満々な表情でそう言う関羽に、玄徳は期待を寄せる。
「本当か?」
「はい!」
「分かった。お前の案を聞こうじゃないか」
 玄徳がそう言うと、関羽は大きく頷いた。

(続く)

最後の方は妹が出てくるシスコンストーリになります(笑)

 

短い文章から生成させる場合は、リピートした回答が得られる傾向があり。文章が長くなると徐々に破綻はしちゃいます。結構読めるので、楽しい。自分でも何か作りたくなってきます。

 

 

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